森山泰地 個展
『そのままのもの—As Is』
■会期
2026年7月8日(水)〜 2026年7月25日(土)
※本展はオープニングレセプションを行いません
水曜日〜土曜日 13:00〜18:00
(日・月・火・祝 休廊)
■会場
KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHY
〒106-0031 東京都港区西麻布2-7-5 ハウス西麻布 5F
■主催
カナカワニシアートオフィス合同会社
▼同時開催
Five Galleries Art Fair in Spiral
5つのギャラリーによるアートフェア
2026年7月2日(木)〜 7月12日(日)
※KANA KAWANISHI GALLERY 森山泰地個展ブース
![]() “Things as They Are” (video still)2026 | video, sound | © Taichi Moriyama, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY | ![]() “Things as They Are” (video still)2026 | video, sound | © Taichi Moriyama, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY |
|---|
KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHYは、2026年7月8日(水)より森山泰地個展『そのままのもの』を開催いたします。
森山泰地(1988年、東京生まれ)は、2016年東京藝術大学美術研究科彫刻専攻修士課程修了。森山は自然と人の関係を軸に、アースワークやインスタレーションを中心とした作品を発表してきました。
本展『そのままのもの』は、森山が映像作品と写真作品を中心に個展を開催する初の機会となります。
アーティストである父親の死や、パートナーとなった百瀬文と、金川晋吾、斎藤玲児との共同生活などによって、森山自身の生活はこの数年で大きく変化しました。そして現在も、自身のアトリエの引越しや、父が晩年一人で生活と制作をしていた東京の実家の売却などの大きな変化の途中にいます。消えていく父の痕跡や、執着している物や時間を記録したいという衝動のもと、森山自身が日常の中でカメラを手に取り、滞留するものたちを掬い上げるように集められたその眼差しは、そのままのものとして自身の生や、父の存在につながっています。森山はこれまでにも父の作品を模倣したシリーズ《Trace》などを制作してきました。言葉やイメージを使ってより直接的に自分にとって重要な事柄と向き合いたい。そう思うようになったのは同居する三人からの影響が大きいと森山は語ります。森山の眼差しはそこに留まりつづける物たちを通して、変化してゆく自身を見つめることでもあるのかもしれません。
同時期に清澄白河でも個展『よくわからないこと』を開催します。別の次元で自立しつつ響き合う二会場同時開催に、ぜひご期待ください。
アーティストステートメント
子供の頃、週末になるとよく埼玉にある父のアトリエに遊びにいった。古い木造の平屋の建物で元々は織物工場だった。アトリエに入ると木の匂いがした。私は木端を削って何かを作ったり、あちこちを見て回った。木の枝の山に耳を近づけると幼虫が木を食べている音がカチカチと聞こえた。夏に虫に刺されたら窓辺に茂っているアロエの葉を折って塗った。冬はアトリエの真ん中にあるストーブの前に座って木が燃えるのをずっと見ていた。よく歩いて近くの川に遊びにいった。川辺の土は粘土質で昔のゾウの足跡が残っていた。ひび割れてポロポロと取れる乾いた土を剥がすと葉っぱの化石が出てきた。私たちは川の粘土で作ったものをストーブで焼いて遊んだ。あの時間に帰りたいと思う。アトリエを引き払ってから父は東京の家で作品を作っていた。誰も居なくなった家の水槽には今もまだ同じ水が入っている。
森山泰地
アーティストプロフィール
森山泰地(もりやま・たいち)
1988年東京生まれ。東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業、2016年東京藝術大学美術研究科彫刻専攻修士課程修了。
主な個展に「木を見て森を見る」(2021年、KANA KAWANISHI GALLERY、東京)、「尊景地水」(2016年、BLOCK HOUSE、東京)など。
主なグループ展・芸術祭に「二人のサイズ」(2026年、アート/空家 二人、東京)、「ATAMI ART GRANT 2025」(2025年、静岡・熱海)、「建築展覧会2025『あとち』」(2025年、建築博物館、東京)、「ひのはらアート2022~生活藝術とむらのよさ」(2022年、東京・檜原村)、「瀬戸内国際芸術祭2019」(2019年、粟島旧海洋学校、香川)、「Reborn-Art Festival 2019」(2019年、宮城)、「Mipaliw Land Art 2018」(2018年、台湾・花蓮)、「そとのあそび展 ~ピクニックからスケートボードまで~」(2018年、市原湖畔美術館、千葉)など。
表良樹、藤村祥馬とともにアーティスト・ユニット「鯰」としても活動し、2020年、KANA KAWANISHI GALLERYにて個展『リアルライフ・エスケープ・ルーム』開催のほか、2021年8月〜9月、ワタリウム美術館を中心に東京・青山周辺で開催された『水の波紋展2021』にも参加(SIDE COREメンバーとして)。
>> English PDF


