Decades刊行記念展

『Decades 2000_2020』

■会  場

■会  期

​■開  廊

■参加作家

KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHY
〒106-0031 東京都港区西麻布2-7-5 ハウス西麻布 5F

2021年2月20日(土)~ 2021年3月27日(土)*会期延長/詳細は下記参照

水〜金 13:00〜20:00|土 12:00〜19:00 (日・月・火・祝休廊)

※臨時休廊:3月17日(水)〜20日(土)

石内都(日本)、アントワーヌ・ダガタ(フランス)、骆丹(中国)

ERIC(香港/日本)、キム・ジンヒ(韓国)、岩根愛(日本)、沈昭良(台湾)

石川竜一(日本)、ベク・スンウ(韓国)、マンデラ・ハドソン(アメリカ)

□協力

​会期延長のお知らせ

本展はご好評につき会期を4月17日(土)まで延長し、

展示の一部をご覧いただけます。

※石内都作品の展示は3月27日にて終了いたします。

▼YouTube配信トークイベント

ゲスト:石川竜一ERIC

​​※本イベントは終了いたしました

日 時:

場 所:

登壇者:

2021年2月28日(日)20:00〜21:15

YouTubeライブ配信(無料/どなたでもご視聴いただけます)

岩根 愛 × 姫野希美 × 河西香奈  + 石川竜一  + ERIC 

▼Instagramライブ配信

ゲスト:マンデラ・ハドソン

​​※本イベントは終了いたしました

日 時:

場 所:

登壇者:

2021年4月15日(木)20:00〜20:40頃

Instagramライブ配信(無料/どなたでもご視聴いただけます)

マンデラ・ハドソン × 岩根愛 (進行:河西香奈)

​*本イベントは英語で進行し、適宜日本語の逐次通訳が入ります

▼YouTube配信トークイベント

ゲスト:ベク・スンウキム・ジンヒ

​​※本イベントは終了いたしました

日 時:

場 所:

登壇者:

2021年4月16日(金)19:00〜21:00

YouTubeライブ配信(無料/どなたでもご視聴いただけます)

ベク・スンウ × キム・ジンヒ × 岩根愛 × 姫野希美

日韓通訳:キム・ソヨン 進行:河西香奈

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KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHYは、2021年2月20日(土)より、岩根愛が企画した新たな写真雑誌『Decades (No.1 2000_20 Issue)』(赤々舎刊)の刊行を記念し、本誌に参加した作家たち10名によるグループ展『Decades 2000_2020』を開催いたします。

 

日本、フランス、中国、香港、韓国、台湾、アメリカ。コロナ禍で世界の行き来が分断される中、いま同じ時間に生きる写真家は、各地で何を考え、制作しているのか。それを探るため岩根愛は、7つの文化圏の写真家たちに声をかけ、「2000年」と「2020年」の写真とエッセイを依頼し、20年間という時間軸を1冊の雑誌に綴じました。


本展では、雑誌に参加した石内都、アントワーヌ・ダガタ、骆丹、ERIC、キム・ジンヒ、岩根愛、沈昭良、石川竜一、ベク・スンウ、マンデラ・ハドソンら10名の写真家の作品(関連作品含む)を集めて一堂に会し、展覧会を構成いたします。雑誌ではページを捲ることで展開された「20年間」という時間軸を、展示空間に立ち上がらせる試みとなります。

石内都|Ishiuchi Miyako

Mother's 25 Mar 1916 #13

2000 | gelatin silver print  | © Ishiuchi Miyako, courtesy The Third Gallery Aya

2020年コロナウイルスの広がりがまだ少なかった3月上旬、広島平和記念資料館に新しく寄贈された遺品の撮影に出かけた。1945年8月6日を体験した品物が75年の時間をまとってたどり着く場所である。2007年から通い続けているが、いつになっても過去になれない品物が2万点近く収蔵されているのだ。年々寄贈品が少なくなっているけれど、今年も私が撮らなければならないワンピースが待っていた。着る相手のいない洋服はとても寂しそうに折りたたまれている。それを光の中につれ出して硬いかたまりを広げ、皺を伸ばし胸元をただし、スカートのひだに空気を入れる。持ち主の彼女の姿を思いうかべながらシャッターを切る。(「『Mother’s』から『ひろしま』へ」より一部抜粋)


石内都は1947年群馬県桐生市生まれ。神奈川県横須賀市育ち。1979年〈Apartment〉で第4回木村伊兵衛写真賞受賞。2005年、母の遺品を撮影した〈Mother's〉で第51回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館代表作家に選出。2008年に写真集『ひろしま』を発表、現在も継続中。2013年に紫綬褒章、2014年にハッセルブラッド国際写真賞を受賞。2015年、J・ポール・ゲティ美術館(ロサンゼルス)の個展「Postwar Shadows」や、2017年、横浜美術館の個展「肌理と写真」など、国内外の主要美術館で展覧会が開催されている。2021年4月3日より(〜7月25日)「石内都展 見える見えない、写真のゆくえ」を西宮市大谷記念美術館にて開催。

アントワーヌ・ダガタ|Antoine d’Agata

from the series COVID-19, Paris, France, Lockdown, 2020 

2020 | © Antoine d’Agata / Magnum Photos. Courtesy MEM.

非生命体の住む空間に潜む、残酷な現実。動きの止まった時代、この世界に在るという純粋な状態、吸収という形に還元された存在。収まることのない生き残りのサイクル、些末なものへと崩壊を遂げる生物たち、永遠という文脈としての終末。/ 開いた傷口に晒された裸の唇は、シニシズムと安らぎの宿命に麻痺しながら、恨みがもたらす見るに耐え難い暴力をもって容赦なく時勢を壊してゆく。フィクションの世界は現実、現状、かつて存在した可能性、そして今ある可能性への適応をも拒む。(「酩酊。」より一部抜粋)


アントワーヌ・ダガタは1961年フランス、マルセイユ生まれ。写真家兼映画監督。マグナム・フォト正会員。ニューヨークのICP(国際写真センター)で写真を学び、ニエプス賞(2001年)、アルル国際写真フェスティバル・ブックアワード(2013年)をはじめ、数々の賞を受賞。作品は多くの国際的コレクションに収蔵され、世界各地の美術館にて展示。ダガタの作品は現代における暴力をテーマにしながら、「昼」の暴力=経済的・政治的暴力(移民、難民、貧困、戦争)、そして「夜」の暴力=貧困によって疎外された社会集団が生き延びるために犯す罪(ドラッグ、盗み、売春)というはっきりと異なる二つの視点から捉えているともいえる。

骆丹|Luo Dan

 from the series Nowhere to Run

2020 | archival pigment print | © Luo Dan

7月、私は車を運転し、一人で広大な高原を走り回った。らくに呼吸し、のんびり歩き、思う存分写真を撮り、本当に久しぶりに自由を感じた。もともと内向的な性格の上に、半年近く閉鎖、抑圧、恐怖、不安を経験し、人と接触し交流することは極度に少なかった。だから、私がレンズ越しに撮影した人々も、だんだん小さくなり、遠く離れていった。私は無人の場面を多く撮影した。そこは未開の地などではなく、道路のすぐ脇だったりする。また、人が自然のなかに残した痕跡も多く撮影した。道路も痕跡も、すべてが人の占領下にあることを示しているように見える。この世界は、人の世界だ! でも、果たしてそうだろうか? ウイルスの世界でもあるだろう!
(「逃げ場なし」より一部抜粋)


骆丹は1968年中国重慶生まれ。1992年四川美術学院卒業。〈Simple Song〉シリーズでArt Award China (AAC) for Photography Artist of the Year(2013年)を受賞、〈North, South〉シリーズで連州国際写真祭にてGold Award for Outstanding Artist(2008年)を受賞するなど、多数の受賞歴。作品の収蔵先にサンフランシスコ近代美術館、ピーボディ・エセックス博物館、Turney Photography Foundationなど。現在は中国四川省成都市を拠点に活動。

ERIC

from the series “WE LOVE HONG KONG”
from the series “WE LOVE HONG KONG”
from the series “WE LOVE HONG KONG”

 from the series WE LOVE HONG KONG

2020 | archival pigment print | © ERIC

完成した写真集『WE LOVE HONG KONG』を見返していて、ポートレートについて気づくことがあった。20年前、僕のデビュー作となったポートレート集を思い出し、「同じだ」と感じたのだ。モチーフは全く異なっていて、海水浴場で、海を背景にして子どもを撮影したシリーズだった。未発表だが、大人のカットも混じっていた。日中シンクロという撮影法は同じであるから、共通性はその表面的な特徴かというと、そうではない。写真という媒体によって、人の何を表現しようとしているかが、共通していると思えたのだ。(「語りえぬもの」より一部抜粋)

 

ERICは1976年中国出身の両親のもと、香港に生まれる。1997年、中国への香港返還を機に来日。アルバイト先の写真店で「写真」に出会う。2005年、写真集『everywhere』(東京ビジュアルアーツ)でデビュー。ストリートスナップを中心に活動。2016年、生活の拠点を東京から岡山に移し、今日に至る。著書に『中国好運|GOOD LUCK CHINA』(2008年、赤々舎)、『LOOK AT THIS PEOPLE』(2011年、赤々舎)、『EYE OF THE VORTEX』(2014年、赤々舎)、『香港好運|Good Luck Hong Kong』(2018年、Zen Foto Gallery)、『WE LOVE HONG KONG』(2019年、赤々舎)

キム・ジンヒ|Jinhee Kim

Finger Play-059

2019 | archival pigment print | ©︎ Jinhee Kim, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

今回『Decades』に使うため2000年の雑誌を調べていて、私は戸惑いと興味深さを同時に覚えた。当時の写真と、作品のために収集してきた2020年の写真との間に、20年の年月はそれほど強く感じられなかったのである。しかしながらその中の女性の手の仕草は、衝撃を受けるほどに解放的で進歩的であり、かえって自然体のように見えた。最近のメディアの中で女性の手が標準化された美しさを演じているように思え、その反感から私は〈Finger Play〉シリーズの制作を始めたのだが、20年前のイメージからは飾り気のない純粋さを感じたのだ。(「2000」より一部抜粋)

 

キム・ジンヒは1985年韓国プサン生まれ。2008年中央大学校(ソウル)写真学科卒業。2010年、同年代の女性の抱える痛みや不安をテーマにした初写真集『Whisper(ing)』(IANNBOOKS、韓国)を刊行。その後2014年発表の〈She〉シリーズ以降、より深く被写体の深層心理を反映させるため、言葉や抽象的なモチーフを「プリントに刺繍」する手法を用いて制作を続ける。〈Finger Play〉シリーズ(2019年~)にてTHE REFERENCE ASIA: PHOTO PRIZE 2019優秀賞を受賞。

岩根愛|Ai Iwane

Tenshochi, Kitakami, Iwate

from the series A New River | 2020 | archival pigment print

©︎ Ai Iwane, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

「誰もいなくなった桜の森に、四つん這いの鬼が徘徊する」/ 東京電力福島第一原発事故で帰れなくなった故郷の様子を綴った、福島県双葉町の太鼓奏者の言葉が離れず、春が来ると、鬼がいるという桜の森に通った。今年も福島で春を過ごすつもりでいたが、2020年の春、桜の下から人が消えたのは、福島だけではなかった。/ 福島に滞在中の4月、縁あって訪れた岩手県北上市の展勝地。全長2キロ、例年であれば30万人が訪れるという桜並木を歩くと、ライトアップが消えた桜の下は、人間と獣の境界が曖昧となり、暗闇を取り戻した獣たちの歓喜の呻き声に満ちていた。/ 私たちは桜を改めて失い、彼らへと引き渡したのだろうか? 彼らを求めて、私は北上した。福島から一関、北上、遠野、八戸へ。(「あたらしい川がながれる」より)

 

岩根愛は1975年東京都生まれ。1991年単身渡米、ペトロリアハイスクールに留学。帰国後、1996年に独立。2006年以降ハワイにおける日系文化に注視し、移民を通じたハワイと福島の関わりをテーマに制作を続ける。2018年、初の写真集『KIPUKA』(青幻舎)を上梓。第44回木村伊兵衛写真賞、第44回伊奈信男賞受賞。著作に『キプカへの旅』(太田出版)、『ハワイ島のボンダンス』(福音館書店)、最新刊『A NEW RIVER』(bookshop M)

沈昭良|Shen Chao-Liang

“嘉義 Chiayi”

“嘉義 Chiayi”

from the series “Floating” | 2019 | archival pigment print | © Shen Chao-Liang, courtesy Aki Gallery

“嘉義 Chiayi”

“嘉義 Chiayi”

from the series “Floating” | 2020 | archival pigment print | © Shen Chao-Liang, courtesy Aki Gallery

台湾の内側を撮影し書き続けてきた土台の上に、私も幾つかの創作の方向性を考え始めた。たとえば、いかに歴史という軸線の上に、出来事、精神的な象徴や隠喩、社会や風土に関わる光景を重ね合わせるか。そして視覚的な編集を通して、国家の様々な局面を表現しながら、歴史と土地の関係性を反映させ、異なる民族が時代に直面する複雑な感情を描きたい。/ さらに、有事の際には地理的に最前線の鍵となる台湾を、グローバリゼーションの文脈において類似の出来事に繋げていくことを試みる。/ 過去に遡り、現在を見回し、未来を演繹する。植民地、ナショナリズム、民族、冷戦、人権、原住民、生態、環境、エネルギーなど、台湾内部の潜在的な課題を扱う〈漂流〉(2015-2020)は、まさにこのコンセプトのもとに、台湾各地で撮影した写実的かつ叙情的なイメージによるシリーズであり、テーマや撮影地の広がりからもこれまでにないプロジェクトである。
(「過去と未来へ」より一部抜粋)

 

沈昭良は1968年台湾台南生まれ。台湾芸術大学応用メディア芸術修士。自由時報副チーフカメラマン、中央大学客員芸術家を歴任し、現在は作品制作や評論、研究を受けてのワークショップ開催や展覧会企画を行うと同時に、台湾芸術大学の准教授、Photo ONE, Taipeiの主催統括を兼任。2000年と2002年、2012年の3回にわたり、行政院新聞局雑誌写真部門金鼎賞を受賞。2004年にさがみはら写真アジア賞、2006年に韓国の東江国際写真フェスティバル海外作家賞、2011年アメリカニューヨークのArtists Wanted写真年度賞、2012年度アメリカIPA国際写真賞プロセクション・ドキュメンタリー写真部門グランプリ、2015年に台湾の呉三連賞などを受賞。

石川竜一|Ryuichi Ishikawa

2020 | archival pigment print | © Ryuichi Ishikawa

20年経って、ほとんどの友人たちがまた沖縄で暮らしている。部屋や土地を人に紹介したり、電気や配管を通して内装を作ったり、料理を作ったり、音楽を作ったり、服を作ってみたり、相変わらずの歯痒さを抱えながら、何かを考え続けて、何かと戦い続けている。沖縄に帰ってきた時、みんな出ていった時の半分を都会に置いてきた。でも、彼らが持ち続けている半分を僕はもっと幼い頃に置いてきた気がして、そんな彼らが輝いて見えて、一緒にいて救われた。だから僕は彼らが都会に置いてきた半分なのかもしれない。/少しずつ変わっていて、何も変わっていないようで、この町と自分たちが重なって見える。(「Offline」より一部抜粋)

 

石川竜一は1984年沖縄県生まれ。2010年、写真家・勇崎哲史に師事。2011年、東松照明デジタル写真ワークショップに参加。2015年、第40回木村伊兵衛写真賞、日本写真協会賞新人賞受賞。主な個展に「考えたときには、もう目の前にはない」(2016年、横浜市民ギャラリーあざみ野、神奈川)など。主なグループ展に「六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声」(2016年、森美術館、東京)、「BODY/PLAY/POLITICS」(2016年、横浜美術館、神奈川)など。写真集に『okinawan portraits 2010-2012』、『絶景のポリフォニー』、『adrenamix』、『okinawan portraits 2012-2016』(いずれも赤々舎)、『CAMP』(SLANT)

ベク・スンウ|Seung Woo Back

from the series DAILY STAMP WORKS

2020 | © Seung Woo Back

このシリーズは未発表で、2019年から作り続けている。2019年から毎日、写真に規則的に日付を入れるスタイルだ。最初の時点で、一日に2点の作品を制作した。2019年1月1日に、2019年1月2日と2018年12月31日の日付の2点を制作し、次の日には、2019年1月3日と2018年12月30日の日付の作品を作った。/ これらの写真は私が直接撮影した写真もあれば、誰かが過去に撮影したフィルムをアーカイブし、その中から選んだものもある。また、場所と出来事を記念するポストカードをアーカイブしたものの中から選んだものもある。/プリントされた写真の上にアクリル絵具で日付を入れる。それは、その時々に興味を抱くイメージ、関心が向いているテーマを選んで、虚構のアーカイブをするプロセスだ。特別な目的があるわけではなく、作家的行為の一環であり、写真の概念に対する研究である。(「DAILY STAMP WORKS」より一部抜粋)


ベク・スンウは1973年韓国テジョン生まれ。中央大学校(ソウル)写真学科にて学士課程卒業および修士課程中途退学、ミドルセックス大学(ロンドン)芸術理論コース修士課程修了。〈Real World〉シリーズ(2007年)を発表したGana Insa Art Centerでの個展以降、ソウルを拠点に活動。ニューヨーク、パリ、東京、ソウルで20以上の個展を開催、国内外にて150以上のグループ展に参加。受賞歴にKorea Artist Prize 2016、2010年ILWOO写真賞など。J・ポール・ゲティ美術館、韓国国立現代美術館、ヒューストン美術館など30を超える美術館・ギャラリーに作品を収蔵。弘益大学校(ソウル)視覚コミュニケーションデザイン学科にて教授を務める。

マンデラ・ハドソン|Mandela Hudson

Thief Theme, Beautiful Boogeyman

2020 | archival pigment print | © Mandela Hudson

写真を撮る、文章を書くといったクリエイティブなことに取り組みはじめると、それらが自分にとってとても大切なことに気がついた。何よりもまず、周囲の人たちの協力なくして、私は今の自分にたどり着くことはできず、愛する人々の姿勢や考え、感情を、写真を撮ることで表現をすることはできなかっただろう。/ 《Thief Theme, Beautiful Boogeyman》と題した作品は、「邪悪は、純粋な悪から直接やってくる」という思考プロセスに挑んでいる。私たちは人を外見で見る。そして先天的に刷り込まれたステレオタイプや、マスクの裏側に潜む本性について考えようともしないことがある。まずはそこに思いを巡らせたい。(「バビロンからの便り」より一部抜粋)

 

マンデラ・ハドソンは1989年アメリカ、イリノイ州シカゴ生まれ。同地を拠点に(写真に重きを置きながら)幅広い表現領域にて活動。視覚的コミュニケーションの様々な形に対する強い興味をもって、スキルを会得し、木工、インクジェットプリント、映像、本の制作などの分野でプロジェクトを構築させている。数あるアーティストコミュニティとの強固なネットワークづくりを目指す作家にとって、創作に対するひたむきさと愛情が活動の大きな原動力である。2018年秋にProjection Publishingを立ち上げ、さまざまなクリエイティブ産業の認知を広め評価を高めることを目的としアーティストブックやグッズ、そのほか雑誌など定期刊行物のプロモーションや流通を行う。

*        *        *

雑誌「Decades」の制作の動機のひとつに、同時代を生きる世界各地の写真家たちと「オンラインでは体感できない交流がしたい」という思いがあったと、岩根は語ります。

 

時代のうねりの渦中に、それぞれに何を思い、何をみていたのか。写真家たちの対話から生じた「Decades」から派生し、世界各地の写真家たちが捉えた「2020年」とそこにつながる「2000年」を、フロア別に展示空間として立ち上がらせる本展を、是非お見逃しなく、ご高覧いただけますと幸いです。

 

▼書籍情報

『Decades (No.1 2000_20 Issue)』

 

■写真/文: 

 石内都、アントワーヌ・ダガタ、骆丹、ERIC、キム・ジンヒ、岩根愛、
 沈昭良、石川竜一、ベク・スンウ、マンデラ・ハドソン

■編集:岩根愛、姫野希美、河西香奈

■クリエイティブディレクション:佐藤 啓(射的・TURTLEHEADS)

■アートディレクション/デザイン:樋口裕馬(YUMORE・南向・TURTLEHEADS)

■発行:赤々舎

 

仕様:H280mm × W218mm、200p、ソフトカバー

言語:日本語、英語

ISBN:978-4-86541-130-0

定価:2000円+税

>> 詳細/購入はこちら(赤々舎ウェブサイト)

「G(岩根愛)」 と 「H(沈昭良)」 は完売いたしました

※表紙は全10種よりお選びいただけます※

(中身は同一)

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