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『Seen, Remembered, Unmake
みる・記憶する・ほどく—視点と痕跡』

▼オープニングレセプション

2026年2月14日(土)17:00〜18:00

■参加アーティスト

大島成己・田中和人・相澤 安嗣志・飯沼珠実・有本理美

■会期               

2026年2月14日(土)~ 2026年3月7日(土)

水曜日〜土曜日 13:00〜18:00

(日・月・火・祝 休廊)

■会場   

KANA KAWANISHI GALLERY

 〒135-0021  東京都江東区白河4-7-6

※ギャラリー前に車をお停めいただけます

■主催   

カナカワニシアートオフィス合同会社

《卓上の静物—黒い表面と2つの緑のボール/柔らかい円とオレンジ/間にある2つの異なる円》

2024/2025 | focus-collaged archival pigment print in acrylic mounted frame | 470 × 410 mm each
© Naruki Oshima, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

KANA KAWANISHI GALLERYは、2026年2月14日(土)より5人のアーティストによるグループ展『Seen, Remembered, Unmake  みる・記憶する・ほどく — 視点と痕跡』を開催いたします。

 

『Seen, Remembered, Unmake』は、抽出する・みる・視点を探る・記憶する/記憶を辿るといった行為を通じて表出するイメージの生成と消解を探る展覧会です。5人の作家がそれぞれの技法と言語で、対象の表面や記憶の痕跡を織り、みることと記憶することがもたらす再構成とほどき(unmake)のプロセスを可視化します。記憶は保存されるだけでなく、編集され、解体され、別のかたちを得る——その微細な変容や余白に注目します。

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《卓上の静物—黒い表面と2つの緑のボール》

《卓上の静物—黒い表面と2つの緑のボール》

2024/2025 | focus-collaged archival pigment print in acrylic mounted frame | 470 × 410 mm | © Naruki Oshima, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

《卓上の静物—柔らかい円とオレンジ》

《卓上の静物—柔らかい円とオレンジ》

2025 | focus-collaged archival pigment print in acrylic mounted frame | 470 × 410 mm | © Naruki Oshima, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

《卓上の静物—間にある2つの異なる円》

《卓上の静物—間にある2つの異なる円》

2025 | focus-collaged archival pigment print in acrylic mounted frame | 470 × 410 mm | © Naruki Oshima, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

大島成己(おおしま・なるき)は、1963年大阪生まれ。“視ること-世界との新たな関係の取り方”という考えのもと、主に写真を表現手段に用い、遠近感を崩していく方法を通じ、日常的な空間解釈にズレを持ち込み、被写体イメージを構成する光・色彩、そして触覚感を増幅させる表現を試みています。本展では、近年デュッセルドルフおよびヘルシンキでの長期研究滞在を経て制作された作品を出品。フォーカスコラージュと呼ばれる接写技法で、被写界深度の差異を利用し「部分の浮かび上がり」を描出し、表面の手触りや光の現象化を通じ、複数モチーフの間で意味が生まれる瞬間を提示します。

 

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《PP #15》

《PP #15》

2020 | oil, acrylic, and analog chromogenic print on canvas (with acrylic frame) | 663 × 514 × 33 mm (frame size) | © Kazuhito Tanaka, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

《PP #21》

《PP #21》

2020 | oil, acrylic, and analog chromogenic print on canvas (with acrylic frame) | 736 × 541 × 33 mm (frame size) | © Kazuhito Tanaka, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

田中和人(たなか・かずひと)は、1973年埼玉生まれ。明治大学卒後渡米、School of Visual Arts(NY)卒。写真と絵画の関係性を巡り、フォトグラムや抽象表現を用いた作品を発表。本展では、キャンバス上の抽象絵画の色面にカラーフォトグラムの印画紙を配置するシリーズ〈PP〉を出品し、写真的痕跡と絵画的構成の交差を通して記憶と視覚の再編を試みます。

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《Origin #43》

《Origin #43》

2020 | magnetic paint on canvas | 785 × 1243 × 42 mm | © Atsushi Aizawa, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

《Origin #43》(部分)

《Origin #43》(部分)

2020 | magnetic paint on canvas | 785 × 1243 × 42 mm | © Atsushi Aizawa, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

《Origin #43》(部分)

《Origin #43》(部分)

2020 | magnetic paint on canvas | 785 × 1243 × 42 mm | © Atsushi Aizawa, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

相澤安嗣志(あいざわ・あつし)は、1991年神奈川生まれ。多摩美術大学で日本画とメディア芸術を学び、磁気や錆など自然界の物質性を取り込みつつ、見えない力を可視化する試みを続けています。日本画的な色彩感覚とメディア技術を融合させ、自然の力学と記憶の層を重ねる作品群で注目されています。本展では、ギャラリーにて現地制作した磁力絵画の新作を出品いたします。

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《Französische Straße》

《Französische Straße》

〈Japan in der DDR - 東ドイツにみつけた三軒の日本の家〉より | 2016 | type c print | 178 × 126 mm | © Tamami Iinuma, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

《Behren Straße》

《Behren Straße》

〈Japan in der DDR - 東ドイツにみつけた三軒の日本の家〉より | 2016 | type c print | 178 × 126 mm | © Tamami Iinuma, courtesy KANA KAWANISHI

《unbekannt, Mitte》

《unbekannt, Mitte》

〈Japan in der DDR - 東ドイツにみつけた三軒の日本の家〉より | 2016 | type c print | 126 × 178 mm | © Tamami Iinuma, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

飯沼珠実(いいぬま・たまみ)は、1983年東京生まれ。建築/写真/出版のメディウムを自身の身体を通し論理的に構築しながら、欧州と日本の相互で発表活動を行ってきました。本展では、〈Japan in der DDR - 東ドイツにみつけた三軒の日本の家〉より、「第4章 二度消された記憶」の一部を展示します。1970年代、東独で鹿島建設が施工していたホテルの建設事務所に空巣が入り、カメラ本体は金庫内に残されたまま「35ミリフィルムだけが盗まれた」という出来事に着想を得た飯沼は、自ら35ミリで現場周辺を撮影しました。しかし帰国後に現像に出したところ、現像機の不具合で写真が白く消えてしまっていました。一見すると偶発的にもみえるこれらの出来事ですが、一度目は時代背景を省みるとシュタージ(秘密警察)のスパイによるものとも考えられ、二度目はいわば人災に起因しており、その記憶はまさに「消えた」と言うより「消され」てしまったのです。

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《模様化する視界》

《模様化する視界》

2024 | single-channel video | size variable | © Rimi Arimoto, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

《模様化する視界》

《模様化する視界》

2024 | single-channel video | size variable | © Rimi Arimoto, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

《模様化する視界》

《模様化する視界》

2024 | single-channel video | size variable | © Rimi Arimoto, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

有本理美(ありもと・りみ)は、2001年神奈川生まれ。2024年に多摩美術大学美術学部絵画学科版画専攻を卒業し、現在は同大学大学院修士課程を修了見込み(2026年)。映像作品や印刷表現を軸に、視線・時間・経過・見え方・感じ方・レイヤーといった概念への関心を制作に展開しています。観察と記憶のズレや、重なり合う情報層が鑑賞者の知覚をどのように変容させるかを探り、視覚体験の時間的・層的構造を問い直す映像作品を出品いたします。

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5人の作家による異なる技法とアプローチが交差する場として、みること・記憶すること・ほどくことから抽出される表現を提示する本展では、ほどかれ再編される過程そのもの、つまりそこに潜む鮮度や欠落、変容を通じて新たな視座と感受性を喚起することを目指します。是非お見逃しなくご高覧ください。

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