リアム・オ・メンリィ個展
『Prayer』
▼オープニングレセプション
11月28日(金)18:00〜19:00
(アーティストも在廊いたします)
■会期
2025年11月28日(金)~ 2025年12月27日(土)
水曜日〜土曜日 13:00〜18:00
(日・月・火・祝 休廊)
※臨時休廊:12/11(木)〜13(土)
■会場
KANA KAWANISHI GALLERY
〒135-0021 東京都江東区白河4-7-6
※ギャラリー前に車をお停めいただけます
■主催 カナカワニシアートオフィス合同会社
■後援 駐日アイルランド大使館
■招聘 株式会社プランクトン


2025 | watercolor and pencil on paper | 248 × 210 mm | © Liam Ó Maonlaí, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

2025 | watercolor and pencil on paper | 248 × 210 mm | © Liam Ó Maonlaí, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY
Prayer
2025 | watercolor and pencil on paper | 248 × 210 mm
© Liam Ó Maonlaí, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY
KANA KAWANISHI GALLERYは、2025年11月28日(金)よりリアム・オ・メンリィ個展 『Prayer』を開催いたします。
リアム・オ・メンリィは、1964年アイルランド・ダブリン生まれ。故郷アイルランドをはじめ、マリ、エチオピア、ケニア、チベット、インド、オーストラリア、スペイン、フランス、そして日本など世界各地のミュージシャン、あるいはそこで暮らす人々とも交流を広げ、各地の文化を吸収しながら、風のように自由に、音楽表現を続けるアーティストです。
同郷であるU2のボノことポール・デイヴィッド・ヒューソンから「世界一のホワイト・ソウル・シンガー」と称され、フジロックフェスティバル(2025年、2019年、他多数)に度々出演し、ピアノ、ギター、バウロン(アイリッシュドラム)、アイリッシュハープを弾きこなすマルチプレイヤーとしても知られるオ・メンリィが、初めて絵筆を執ったのはピアノと出会った頃、つまり幼少期の原風景にまで遡ると語ります。
「絵の原風景でいうと、母が俳優業でいそがしいときに通っていた保育園の記憶、あと5歳くらいのインファントスクール(小学校低学年期)の記憶がある。他のことを学んでいるさなか、颯爽と予告なく現れるある女性がいて、『犬はこう』『カウボーイはこんな感じ』『象はこうやって描くの』と黒板にさっと描き上げては、いなくなるあの人は、誰だったんだろう...。そしてある日、泳いでいる犬を描いた。水を描いた。手応えがあった。自分の表現だ、と思った。それからずっと、描いている。」
音楽表現の傍らには常に画材とスケッチブックを携え、音楽表現と並行し、絵画制作をつづけてきたオ・メンリィ。音楽表現においては、アイルランド人としてのアイデンティティを深く自覚し、祖先から受け継いできたルーツであるゲール語を大切に守りながら、世界各地の文化と呼応するように、魂を解放しながら、奏でてきました。
絵画制作においては、根源的な抽象世界から色彩をすくいとるかのようです。本展では、ダブリンのアトリエで何十年にも渡り描き続けてきた絵画作品に加え、2025年夏に来日時に描きおろしたセルフポートレートや、抽象的な風景画、心象風景を描いたような抽象画などで構成するとともに、ギャラリー内でも新作を滞在制作予定です。
「物心ついたときから描く楽しみとともに歩んできました。描くことは、私にとって大きな安らぎと喜びの源です。自分の作品を展示することはめったにありません。心のやすらぎと喜びを感じています。祈るような気持ちです。」
17年振りにリリースとなったソロアルバム「PRAYER/URNAÍ」と合わせ、コマーシャルギャラリーでの初個展となる本展『Prayer』を、是非お見逃しなくご高覧ください。
アーティストステートメント
何もかもあらゆることが祈りになるのです。
時間を超え、通か彼方の星から太陽、
そして地球とそれが宿しているすべてのもの、
それらの偉大なる神秘の衝報に向かって開かれた、
創造と共にある場所、
それがわたしにとっての祈りです。
祈りはダンスであり、歌であり、静寂です。
耳を傾けながら、
わたしは目の前にあるすべてのものと手を携えることで、
自分がやらなければならないことができると気づいています。
わたしたちは家族です。
愛とひたむきな心と共になされたあらゆることがわたしたちを繋ぎとめます。
エチオピア、西パプア、ケニア、マリ、クワーポ族、
パレスチナ、日本、モラヴィア、スペイン、
あらゆる人々、あらゆる場所には文化と物語があり、
古きもの、新たなるものの手によって、
わたしたちの綴れ織りが日毎織りあげられています。
祈りながら歩く。
Nil teora le mo bluiochas
(私の感謝の気持ちに際限はありません)
リアム・オ・メンリィ
※アルバム「PRAYER/URNAÍ」ライナーノーツより抜粋
アーティストプロフィール
リアム・オ・メンリィ (Liam Ó Maonlaí)
1964年、アイルランド・ダブリン生まれ。アイルランドを代表するカリスマ・シンガーのひとり。1988年にHothouse Flowersのリードヴォーカル、ピアノ、ギター、作詞作曲担当としてメジャーデビュー。1994年から1998年迄の休止期間を経て、バンド活動と並行してソロでも活動。マリ、インド、チベット、中国、日本、スペイン、オーストラリア(アボリジニ)、アメリカ(ネイティヴ・アメリカン)の音楽家とも交流し、2008年にはドキュメンタリー映画『Dambé: The Mali Project』に出演。現地の音楽家と交流しながら西アフリカ・マリ共和国「Festival au désert(砂漠の音楽祭)」に出演した様子を収録。これまでに9枚のバンドアルバム、2枚のソロアルバムをリリース。最新アルバム『PRAYER/URNAÍ』(プランクトン・レーベル)は、6年間かけて日本で録音・制作された17年ぶりのソロアルバムとして2025年10月末にリリースされた。
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コンサート日程
11/30(土)東海市芸術劇場「ケルティッククリスマス」
12/03(水)兵庫県立芸術文化センター「ケルティッククリスマス」
12/05(金)草月ホール「リアム・オ・メンリィ特別公演 ~螺旋の渦~『青柳』」
12/06(土)すみだトリフォニーホール「ケルティッククリスマス」
12/07(日)所沢市民文化センター「ケルティッククリスマス」
※お問い合わせ:株式会社プランクトン
