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伊佐治雄悟、菊地良太、パトリック・ソダールンド (IC-98)

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▼オープニングレセプション

10月31日(土)18:00〜19:00

​■Art Week Tokyo 特別スケジュール:
11/4-5 [VIP DAY]  基本的に招待者のみ
11/6-8 [一般会期] 10:00-18:00​

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□主催:カナカワニシアートオフィス合同会社

□協力:フィンランドセンター

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■会期               

2026年10月31日(土)~ 2026年12月26日(土)
水曜日〜土曜日 13:00〜18:00

※17:45迄の最終入場にご協力ください

(日・月・火・祝 休廊)

※臨時休廊:11/11-12/5

■会場   

KANA KAWANISHI GALLERY

 〒135-0021  東京都江東区白河4-7-6

※ギャラリー前に車をお停めいただけます​

left: Isaji Yugo, bottle [installation view] | 2025 | plastic bottle
center: Ryota Kikuchi, Ride on Time 2023 | 2023 | archival pigment print | 728 × 1091 mm
right: IC-98 and Suomi/Koivisto Architects, A Third of Life | 2025 | site-specific participatory installation | dimensions variable | photo by Maiju Suomi
all images: © the artists, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

KANA KAWANISHI GALLERYは、2026年10月31日(土)より、伊佐治雄悟、菊地良太、パトリック・ソダールンド(IC-98)による三人展『Everyday, with a delay』を開催いたします。

私たちは日々、身の回りのものをその用途や名前によって理解し、見慣れた風景のなかを、そこにある秩序を意識することなく行き来しています。しかし、もののかたちや身体の置き方がわずかに変わるだけで、当然のように受け入れていた世界が、不意に見知らぬ姿を現すことがあります。本展は、日用品、都市空間、睡眠や夢といった身近な事象を起点に、日常の認識にずれをもたらす三者の表現を紹介します。

 

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bottle

bottle

2024 | plastic bottle | 250 × 80 × 80 mm | © Isaji Yugo, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY, photo by Hako Hosokawa

cutter

cutter

2024 | box-cutter blade (stainless steel, welded) | 225 × 140 × 140 mm | © Isaji Yugo, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

bowl

bowl

2023 | ceramic, kintsugi (Japanese lacquer, gold powder) | 500 × 500 × 250 mm | © Isaji Yugo, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

伊佐治雄悟は、ボールペンやペットボトル、カッターの刃など、身の回りの既製品の素材や構造に手を加え、彫刻へと変容させてきました。何でできているのかはわかるのに、知っているはずのものとしては捉えきれない。その作品は、素材がもともと備えていた性質を引き出しながら、用途と結びついた私たちの見方を軽やかに揺るがします。自宅のスタジオから日常への介入を試みる「純粋在宅ストリートアート」の実践は、ごく身近なもののなかに、既知の世界から逸脱する可能性を見出すものです。

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swing_uwajima

swing_uwajima

2013 | archival pigment print | 728 × 1091 mm | © Ryota Kikuchi, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

Ride on Time 2023

Ride on Time 2023

2023 | archival pigment print | 728 × 1091 mm | © Ryota Kikuchi, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

60°

60°

2015 | archival pigment print | 728 × 1091 mm | © Ryota Kikuchi, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

菊地良太は、フリークライマーとしての身体感覚を通して、都市や風景に内在する領域や境界線を可視化してきました。街灯や標識、モニュメントなどに自らの身体を「引っかける」写真作品では、本来そこにいるはずのない人物の存在が、風景の読み方を変えていきます。日常のなかでは通り過ぎてしまう構造物が、身体を支える足場となり、空間の使われ方や人の振る舞いを規定するものとして浮かび上がる。ユーモアを伴うその光景は、都市をかたちづくる暗黙の了解へと私たちの意識を向けます。​

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A Third of Life

A Third of Life

IC-98 and Suomi/Koivisto Architects | 2025 | site-specific participatory installation | dimensions variable | © the artists, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY, photo by Maiju Suomi

Memory and Matter

Memory and Matter

IC-98 | 2025 | 2-channel unsynchronised UHD video installation | 33’56” + 32’52” | seamless loop, silent | film still | © the artists, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

House of Khronos

House of Khronos

IC-98 | 2016– | long-duration environmental artwork (Pöytyä, Finland) | © the artists, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY, photo by Vesa-Matti Väärä

フィンランドを拠点とするパトリック・ソダールンドは、共同名義IC-98での活動を通じて、人間と環境、歴史や時間の関係を探ってきました。IC-98とSuomi/Koivisto Architectsが共同制作し、集団での睡眠と夢の儀礼を構想する《A Third of Life》では、日々繰り返される眠りを、他者や周囲の環境との関係を捉え直す場として提示しています。また、歴史的な版画や図像、楽譜など、異なる背景を持つものを取り合わせることで、それぞれに蓄積された時間や意味を新たに結び直します。そこには、夢と覚醒、過去と現在のあいだを行き来しながら、目の前の世界を別様に受け止めるための余地が生まれます。

 

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見えているものと、それを理解することのあいだに生じる、わずかな時間。その「遅れ」のなかで、私たちは、いつもの見方では捉えきれないものの存在に気づきます。三者の異なる実践が交わる本展を通して、日常がほんの少し遅れて、別様の世界として立ち上がる瞬間に立ち会っていただければ幸いです。是非ご高覧ください。​

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アーティストプロフィール

伊佐治雄悟(いさじ・ゆうご)

1985年岐阜生まれ。2008年多摩美術大学美術学部彫刻学科卒業。2019年公益財団法人ポーラ美術振興財団在外研修員としてスウェーデンにて研修。

主な個展に「純粋在宅ストリートアート」(2024年、Kana Kawanishi Gallery、 東京)、「Second Hand World」(2020年、Art Center Ongoing、東京)、「rehabilitation」(2020年、Gallery Bageriet、スウェーデン・ヨーテボリ)など。
主なグループ展に「あなたのかわりに」
(2022年、Art Center Ongoing、東京)、「Spinning East Asia Series II: A Net (Dis)entangled」(2022年、Centre for Heritage, Arts and Textile、香港)、「New works」(2017年、The Drawing Room Gallery、フィリピン・マカティ)など。
受賞歴に「トーキョーワンダーウォール2010」入選
(2010年)、「アーツ・チャレンジ2015」入選(2014年)。

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菊地良太(きくち・りょうた)

1981年千葉生まれ。東京藝術大学美術学部先端表現科卒業、東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。フリークライマーとしての独特の視点を美術表現へと変換させ、都市や風景に内在する様々な領域や境界線等を可視化させる作品を発表。
主な個展に「尊景」
(2019年、鉄道博物館、埼玉)、「尊景」(2016年、KANA KAWANISHI GALLERY、東京)、「in and out」(2015年、CC4441 THE GALLERY、東京)、「ぼーけん」(2014年、island MEDIUM、東京)など。
グループ展・芸術祭に「湖の秘密-川は湖になった」
(2023年、市原湖畔美術館、千葉)、「北アルプス国際芸術祭2020-2021」(2021年、鷹狩山展望台、長野)、「知景」(2018年、KANA KAWANISHI GALLERY、東京)、「そとのあそび展 ~ピクニックからスケートボードまで~」(2018年、市原湖畔美術館、千葉)など。

 

パトリック・ソダールンド (Patrik Söderlund / IC-98)

1974年フィンランド・トゥルク生まれ、同地を拠点に活動。2002年トゥルク大学にて文化史の学士号を取得。1998年にヴィサ・スオンパーとアーティスト・デュオ「IC-98」を結成。ドローイングとデジタル技術を組み合わせたアニメーションや、場所に根ざしたインスタレーションを通して、人間と自然、歴史と時間の関係を探究する。
IC-98としての主な個展に「Impivaara – A New World」
(2024年、アテネウム美術館、フィンランド・ヘルシンキ)、「Drawn into Tomorrow」(2015–2016年、ダンディー・コンテンポラリー・アーツ、英国)など。グループ展・芸術祭に「ヘルシンキ・ビエンナーレ」(2021年、フィンランド)、「Collecting Europe」(2017年、ヴィクトリア&アルバート博物館、英国・ロンドン)など。2015年第56回ヴェネチア・ビエンナーレにフィンランド代表として参加。2009年IC-98としてフィンランド国家芸術賞受賞。

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