横山隆平 個展
『MEMOLYRICSCAPE / JYOUKEI』
▼オープニングレセプション
9月19日(土)17:00〜18:00
■会期
2026年9月19日(土)〜 2026年10月24日(土)
水曜日〜土曜日 13:00〜18:00
※17:45迄の最終入場にご協力ください
(日・月・火・祝 休廊)
※10/7(水)15:00〜18:00
※10/14(水)〜17(土)予約制
■会場
KANA KAWANISHI GALLERY
〒135-0021 東京都江東区白河4-7-6
※ギャラリー前に車をお停めいただけます
■主催
カナカワニシアートオフィス合同会社
![LETTERS [No. 12 Jun 18, 2026]](https://static.wixstatic.com/media/11a1a8_a9507ccb771240039ac8730c6c2eff02~mv2.jpg/v1/fill/w_980,h_781,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_avif,quality_auto/11a1a8_a9507ccb771240039ac8730c6c2eff02~mv2.jpg)
2026 | mixed media (oil on UV print on canvas) | 1303 × 1620 × 30 mm | © Ryuhei Yokoyama, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY
![LETTERS [No. 12 Jun 18, 2026]](https://static.wixstatic.com/media/11a1a8_a9507ccb771240039ac8730c6c2eff02~mv2.jpg/v1/fill/w_980,h_781,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_avif,quality_auto/11a1a8_a9507ccb771240039ac8730c6c2eff02~mv2.jpg)
2026 | mixed media (oil on UV print on canvas) | 1303 × 1620 × 30 mm | © Ryuhei Yokoyama, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY
LETTERS [No. 12 Jun 18, 2026]
2026 | mixed media (oil on UV print on canvas) | 1303 × 1620 × 30 mm
© Ryuhei Yokoyama, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY
KANA KAWANISHI GALLERYは、2026年9月19日(土)より横山隆平個展『MEMOLYRICSCAPE / JYOUKEI』を開催いたします。本展では、横山がこれまで撮影してきた都市の写真に、自作の文章や文字、油絵具による衝動的な痕跡を重ねた新作を発表します。
横山隆平は、モノクロフィルムによるストリートスナップを起点に、都市を行き交う人びと、壁、痕跡、そしてそこに堆積する時間を捉えてきました。路上に散らばる断片を拾い上げ、写真を通じて都市の「いま」を見つめてきた横山にとって、ストリートとは、あらかじめ意味づけられるものではなく、誰かの目に留まる瞬間にだけ確かな輝きを放つ、名もない物語の集積です。
タイトルの「MEMOLYRICSCAPE」は、Memory、Lyrics、Scapeを組み合わせた横山による造語です。記憶、詩、風景は、過ごしてきた時間のなかで絡み合い、断片的なイメージや言葉として不意に立ち現れます。作品上に刻まれる文字もまた、説明や装飾のためではなく、撮影行為と同じく、作家の内部に引っかかった瞬間の痕跡として置かれています。
本展では、前回展からさらに表現を展開し、作家の内面から湧き上がる独自の文章や文字に加え、ペインティングやドローイングと呼ぶにはあまりに衝動的な、抽象的な絵具の痕跡を重ねます。それは、写真だけでは留めきれない記憶の揺らぎや、言葉になる前の感情を受け止めるとともに、作品に時間と身体の痕跡を残す行為でもあります。都市を写し取った写真は、文字と絵具の介入によって記録を越え、作家の記憶や感情が交差する「情景」として立ち現れます。ここでいう「情景」とは、目の前の風景そのものではなく、都市に残された痕跡に作家の記憶、言葉、絵具の身振りが交錯するときに生まれる内的な風景といえるものです。
展示では、大型作品4点を核に小作品を含む構成を予定しています。フィルムで撮影した写真をキャンバスにプリントし、その上に油絵具を重ねる本作は、人に原初的に備わるアナログな手つきと物質感に支えられています。〈WALL〉におけるイメージの上書きとレイヤー、〈HOLES and SCARS〉に通じる時間を帯びた物質への眼差し、〈LETTERS〉で掘り下げてきた文化的・個人的なルーツ。それらが本展において、言葉と絵具を伴う写真へと結実します。
路上で出会う予測不能な出来事のようなノイズと、消えかけた記憶のような手触り。経験や知識を積み重ねながら、横山はむしろ初期衝動と野っ原のような感性へと立ち返ります。写真家・横山隆平が、これまで独自に培ってきた視点と感覚をあらためて作品へとひらき、より自由に、より朗らかに表現を更新していく現在地を示す本展を、ぜひご高覧ください。
アーティストステートメント
主題は忘却の記憶と詩性、そして風景であった。やがてそれらはきれぎれではなく、過ごしてきた時の内で絡み合い、混沌とした不文律のイメージとなって断ち難く結びついていた事に気づくとき、いよいよ写真という括弧つきの言葉との別れと邂逅をある懐かしさと共に迎えるのだった。
いつしか経験と知識が積み重なり、構造を理解し急進的に分析、定義化へ、と、向かった涯て、新たなる初期衝動と野っ原のような感性へと立ち返って行く。路上と冒険。貨物列車が通り、過ぎてゆく。
写真表現に於ける、形式としての、饒舌な装い的言説を捨て去り、都市の風景に立ち盡す時、一人の写真家の有り様、態度として、ステートメントと成り得る。
MEMOLYRICSCAPEとは、本展示のために創り出したこの場限りの文字の連なり(Memory + Lyrics + Scape )である──。
横山 隆平
アーティストプロフィール
横山 隆平(よこやま・りゅうへい)
写真家。1979年生まれ。「都市とは何か」をテーマとし、モノクロフィルムによるストリートスナップを中心に作品を展開。流動する都市の姿を、視点やアプローチを変えながら制作を行う。
主な個展に『THANKS for COMING』(2026年、エクスペリエンス伊勢 宮町ホテル、三重)、『FRAGMENTS from THE LANDSCAPE』(2025年、余波舎 / NAGORO BOOKS、京都)、『Verse of the city』(2025年、+81 Gallery Tokyo、東京)、『TRAVELING along with LETTERS』(2024年、KANA KAWANISHI GALLERY、東京)、『LETTERS / noise in my eyes』(2024年、GOOD NATURE STATION、京都)、『THE WALL SONG / Rebellion and Freedom』(2024年、NEUTRAL azabudai、東京)、『LETTERS / Rebellion and Freedom』(2023年、+81 Gallery – Kyoto、京都)、『CITY from the WIND / Carpe Diem』(2023年、KANA KAWANISHI GALLERY、東京)、『HOLES and SCARS』(2022年、KANA KAWANISHI GALLERY、東京)、『THE WALL SONG / Rebellion and Freedom』(2022年、+81 Gallery – Kyoto、京都)、『WALL SONG』(2021年、BAF STUDIO、東京)、『WALL stanza』(2020年、藤井大丸、京都)、『沈黙と静寂』(2017年、KYOTOGRAPHIE KG+、京都)など。
グループ展に『跳躍するつくり手たち:人と自然の未来を見つめるアート、デザイン、テクノロジー』(2023年、京都市京セラ美術館、京都)、『STORAGE』(2021年、BLACK STORAGE FUJII DAIMARU、京都)、『Some kinda freedom(横山隆平×長谷川寛示)』(2021年、KANA KAWANISHI GALLERY、東京)、『第8回大理国際写真祭:A new generation of Japanese Photographers』(2019年、中国・大理)、『off the record vol.12 aube artistique』(2019年、In )( between gallery、フランス・パリ)など。
主な作品集に最新刊『TOKYO GRAFFITI ARCHIVE』(2026年、左右社)、『風に転がる紙屑に書かれたような美しい、光と踊るネズミのグラフィティ史』(2018年、BUFFALO PRESS)など。
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