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藤元 明『20世紀の亡霊

"The 20th Century Ghost"

 

▼オープニングレセプション

7月7日(土)18:00〜20:00

■会  場   

KANA KAWANISHI GALLERY

 〒135-0021  東京都江東区白河4-7-6  白河和楽ビル1F

 

■会          期               

2018年7月7日(土)~ 2018年8月11日(土)

火〜金:13:00〜20:00|土:12:00〜19:00(日/月/祝休廊)

*7/25〜7/31は夏季休廊

JFK_2018

©Akira Fujimoto, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

 

この当り前の世界は、20世紀価値観の延長にある。

漠然と信じている常識は、昔誰かがつくったものだ。

彼らが作ったその不思議な常識を、健気に遵守する。

彼らの姿はもう見えないが、いつも僕らを悩ませる。

僕は改めて常識を問いたいのだ、一体なんなのかを。

KANA KAWANISHI GALLERYは、2018年7月7日(土曜日)より藤元明個展『20世紀の亡霊 | The 20th Century Ghost』を開催いたします。

 

これまで藤元は《RE-CODE》シリーズにて、アニメのキャラクター、名画と呼ばれる作品の複製、通貨単位の記号など、誰もが知っているイメージの絵の表面を水や薬品によって溶解し、破壊される途上の姿を画面に固定し直して来ました。本展では、20世紀に、世界を変革した象徴的人物たちの肖像をモチーフとした絵画作品の新作を発表します。

 

20世紀に広がった「自由」と「平等」は現代社会の根本であると同時に「民主化戦争」「日米安保」「核抑止」「人権」「エネルギー」など様々の難題を残し、我々を翻弄しています。近年、歴史の証拠でもあった20世紀の象徴的写真は、データ化による完全な複製が一般に広まり、オリジナルが持つ伝統的価値は清算されました。しかし本展作品では、それぞれの複製から絵画作品を制作し、唯一性を取り戻すことで、現代社会にまでつながる「常識」という亡霊に光を当てます。


藤元は、東京藝術大学大学院を修了後、コミュニケーションリサーチセンターFABRICA(イタリア)に在籍。東京藝術大学先端芸術表現科助手を経て、社会、環境などで起こる制御出来ない現象を社会へと問いかける展示やプロジェクトを立案・実施して来ました。『2021』プロジェクトや『ソノ アイダ』など、ソーシャリーエンゲージドアート領域で幅広く活躍する藤元が、弊廊で初めて個展形式にて発表を行うこの度の貴重な機会を、是非お見逃しなくご高覧いただけますと幸甚です。

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