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藤崎了一個展『Material Phenomenon』

オープニング・レセプション

2016715日(金) 18:00-20:00

 

 

■会  場   

KANA KAWANISHI GALLERY

東京都港区南麻布3-9-11

 

■会          期              

2016715日(金) 〜 813日(土)

12:00-19:00  |  日・月・祝祭日休廊 

コラボレーションライブ + アーティストトーク

        

                ■ライブパフォーマンス:      佐藤礼央(サウンドデザイナー)

                ■アーティストトーク:           藤崎了一 × 住吉智恵(アートプロデューサー)

                   

                       ・日  時: 82日(火)19:0021:00 

            ・19:00 開場

            ・19:15〜19:40 コラボレーションライブ

            ・19:45〜21:00 アーティストトーク

 

                       ・参加方法: 無料/予約不要(当日直接ご来場ください)

  

                 >> イベント詳細

KANA KAWANISHI GALLERYは2016年7月15日(金曜日)より、藤崎了一個展『Material Phenomenon』を開催いたします。2015年に個展『ADDICT』を5ヶ月連続4箇所で行なった藤崎了一は、2016年春には地元大阪での初個展『Vector of Energy』を開催し大いに好評を博しました。今回はいよいよ満を持して、KANA KAWANISHI GALLERYでの初個展となります。

 

* * *

 

 

本展覧会に冠された『Material Phenomenon』は、立体・写真・映像とメディウムを限定せずに表現を行う藤崎の制作すべてに根幹的に貫かれているキーワードです。霧状の石膏を堆積させた立体作品 『gypsum』シリーズ、皿の上の油と水性液体を記録した写真『colored oil 』及び映像『metaball 』シリーズ、そして家電や家具など身の周りの不用品を次々とひたすら壊し続ける映像作品『crash 』シリーズは、一見結びつきの無い作品群に思われますが実にいくつもの共通項を内在しています。

 

 

まずひとつめに「素材」の潜在的価値を引き出した表現であるということ。京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了後、造形屋やクリエイティブプラットフォームなど様々な場所でテクニカルディレクターとして活躍してきた藤崎は、そこで培った「素材」に関する深い知識に「現象」という要素を絡めさせることで、身近に慣れ親しんできた素材を一気に既知のものから飛躍させた表現へと昇華させています。

 

 

また「状況」や「状態」など、通常であれば着目されずに見過ごされていく通過点そのものを抽出ししている点も特徴として挙げられるでしょう。「身体性」を媒介に研ぎ澄まされた集中力のもとで偶然性を引き入れながら形成されていく作品群は、誰もが見知った普遍的モチーフを起点としながらも藤崎にしか作り出すことのできない唯一無二の佇まいを内包しています。

 

 

無心と集中、通過点と象徴、身体と素材、単体と多層。一見すると相反するベクトルで構築されているように思われる作品群ですが、互いに反発し合うなかで得られる一種の研ぎ澄まされた「究極のニュートラル」とでも呼べる状態の元で制作されるからこそ、得も言われぬ美しさを湛えているのかも知れません。更に深みを増した藤崎了一の唯一無二の新作の数々、是非とも皆さま御期待下さい。

 

 

■藤崎了一プロフィール

1975年、大阪生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。2015年より独立。

写真・立体・映像とメディウムを限定せずに、素材や現象等の根源的な事物を純粋に抽出する作品を制作。主な個展に『ADDICT』(CC4441/西武渋谷オルタナティブ・スペース/SONO AIDA#1/island MEDIUM いずれも2015年)、『Vector of Energy』(the three konohana、2016年)など。

 

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